2021年度学術論文の読み方講座~論文検索法から統計学まで
今年は8月21日,28日,9月4日の三日間,各3時間で講座を行っております.
今年で3回目となった学術論文の読み方講座では,実際に一緒に英語論文を読み,読み方のポイントをお伝えしております.
今年度講座①②が終了しました.③は英語論文を読み実際にクリティークをしていきます.
第1回
- 講座の目的と流れ説明
- 自己紹介
- 文献の種類,信頼性が高い文献とは?
- どんな論文を読むべきか
- 論文の種類
- 無作為化比較試験,ブラインディング,ランダム化とは
- プラセボ,ホーソン効果
- 系統的レビューとメタ解析
- 論文の読み方
- 論文検索の仕方(J-stage,PubMed)
- 用語説明(交絡因子/前向き・後ろ向きコホート/P値,検出力/効果量/相関係数/NNT/第一種・第二種過誤/名義・順序・間隔尺度・比例尺度/離散変数・連続変数/平均・中央値・範囲・最頻値・IQR四分位/パラメトリック・ノンパラメトリック/正規分布/歪度・尖度/ばらつき・分散/対応のある・対応がないt検定/カイ二乗検定/マンホイットニー/ウィルコクソン/ピアソン/スピアマン/ANOVA/交互作用/主効果/媒介分析/フィッシャーの正確確率/フリードマン/Post Hocテスト/ボンフェローニ/信頼性・妥当性/構成概念妥当性/表面妥当性・内容妥当性・クロンバックα/t値/F値/リサーチクエスチョン/ITT/クロスオーバー/感度・特異度など)
第2回
- 論文クリティークの実際(日本語RCT論文)
- 1回目の復習
- コンソート声明,PICO,PECO,JADADスケール
- 論文の構成について
- クリティークの仕方
- 図表の読み方
- 用語説明(一般化線形モデル/対応のないt検定/Fisher直接確率/95%信頼区間など)
これらはよく論文に出てくる用語です.
たくさんありすぎておなかいっぱいな感じはしますが,一度聞いたことがあると,入ってくる感じが全然ちがいます!
ジャーナルクラブで何度も扱ううちに自然に覚えていきます.